
今回は、不動産投資で銀行から融資を受けると、その後に自宅の住宅ローン審査にどれくらい影響があるのかについて、シノケンのアパート2棟をほぼフルローンで購入した私の実体験をもとにお話しします。

実際、不動産投資は興味があっても、住宅ローンの審査の影響が気になるのよね。。
所有物件の内容
はじめに、以下が私の所有するシノケンアパート2棟の内容です。2019年3月に1棟目、2020年12月に2棟目を購入しました。
一棟目
大阪府大阪市 駅徒歩10分
土地価格 4350万円
物件価格 5480万円
ローン総額 9820万円
二棟目
東京都23区内 駅徒歩10分
土地価格 5850万円
物件価格 4240万円
ローン総額 9990万円
ローンは2棟合計で1億9810万円を受けました。数字だけ見るとちょっと引くレベル。投資とはいえ将来の返済に対する漠然とした不安はやっぱりありましたし、今回のテーマでもある住宅ローンへの影響もかなり気になっていました。ちなみに契約前、営業マンには「家賃収入が安定していれば住宅ローンにはほぼ影響しませんよ。最低でもフラット35なら問題なく通ります」って言われてました。営業さんはそこそこ信頼のおける方でしたが、正直なところ半信半疑でした。
住宅ローン仮審査
2022年に入って間もなく、妻と持ち家について考えるようになりました。ちょうど妻の妊娠が発覚した時期で、将来を見据えたときに当時のアパートでは間違いなく手狭になるというのが理由です。
そんなわけで住宅展示場を訪れ、いくつかのハウスメーカーの話を聞いて回りましたが、それとは別にある地元の工務店に妻も私も惹かれ、第一候補として検討するようになりました。ただ、その工務店は基本的に土地は自分で見つける必要があり、ローンについても候補の土地をもとに予算にあうサンプル図面を出してもらい、工務店経由もしくは自ら銀行に融資を打診するスタイルでした。
ローンの仮審査は、地銀のA銀行、B信用金庫、フラット35、Cろうきん、auじぶん銀行の計5社に申し込みました。それぞれの審査結果は以下の通りです。

融資申請額は上限の見極めを目的に、予定より多めの8,000万円で設定しました。結果として満額の承認には至りませんでしたが、A銀行とB信用金庫からは6,000万円の仮審査承認を得ることができました。一方で、シノケンの営業担当者から「問題なく通る」と言われていたフラット35については、まさかの「留保」という結果に。。
auじぶん銀行はネット経由で申し込みましたが、不動産投資ローンがそのままフィルターにかかったようで、即座に審査落ちとなりました。あとCろうきんには自ら窓口に赴き、確定申告書一式を提出しましたが、残念ながらこちらも審査には通りませんでした。

で最後はどうなったの?
最終的にどうなったか?
ローンの仮審査は通過したものの、希望する土地がどうしても見つからず、第一候補として検討していた工務店は泣く泣く断念することになりました。その後、ある大手ハウスメーカーの建築条件付きの土地に、妻も私も強く惹かれ、最終的にはそのハウスメーカーで家を建てることに決めました。
同じく地銀のA銀行に融資審査を申し込んだところ、最終的には約7,000万円の融資を受けることができました。工務店の時よりも融資額が増えた理由は、大手ハウスメーカーの信用力が影響したのかもしれませんが、詳細は不明です。
ちなみに土地から入ったハウスメーカーではありましたが、担当してくれた営業さん、設計士さん、インテリアコーディネーターさんがいずれも非常に信頼できる方々で、120%満足のいく家が建てることができました。
まとめ
今回は、「不動産投資で融資を受けると住宅ローンが通りにくくなるのか?」という点についてまとめました。結論は、確かに住宅ローンの審査は通りにくくなる傾向はあるが、不動産投資によって安定した収益が得られている場合は、審査に通る可能性も十分にあることがわかりました。
住宅ローン審査の流れと結果
- 複数の金融機関(地銀、信金、ネット銀行など)に仮審査を申し込み。
- 地銀と信金からは満額ではないが、6,000万円の仮承認を獲得。
- フラット35は「留保」、auじぶん銀行は即落ち。
- 最終的に大手ハウスメーカーで、地銀から約7000万円の融資承認を獲得。
学びとポイント
- 不動産投資歴があると、住宅ローン審査で不利になる可能性はある。
- しかし、安定収益・信頼できるハウスメーカー・金融機関との相性があれば、道は開ける。
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