
今回は、5年間(2019~2024年)のシノケンアパート経営によるリアルな収支を公開したいと思います。
所有物件の内容
はじめに、以下が私の所有するシノケンアパート2棟の内容です。2019年3月に1棟目、2020年12月に2棟目を購入しました。2棟とも開始から現在に至るまでサブリースで運用しています。
一棟目
大阪府大阪市 駅徒歩10分
土地価格 4350万円
物件価格 5480万円
ローン総額 9820万円
ローン金利 1.8% ※開始時
月間家賃収入 42.5万円
月間ローン返済 31.5万円
二棟目
東京都23区内 駅徒歩10分
土地価格 5850万円
物件価格 4240万円
ローン総額 9990万円
ローン金利 2.0% ※開始時
月間家賃収入 43.2万円
月間ローン返済 33.1万円
物件の収益性評価や分析は、これまでの実績をもとに別記事で詳しく紹介していますので、よければそちらもご覧ください。

5年間の収支(2019~2024)
結論からいくと、2019~2024年の2棟あわせた最終手残りは約390万円となりました。この結果をどう判断するかは人それぞれですが、私個人としては、ほぼ手間いらずで得られた結果として満足しています。
以下は収支の詳細になります。東京物件は2020年12月から運用を開始したため大阪物件よりも期間が短く、手残りはまだ110万円程度ですが、今後さらに伸びていく見込みです。



※東京物件の所得税・住民税は大阪物件に包括して記載。
この中でアパート経営支援サービス料は、サブリースを含めシノケンに管理を委託すると発生するもので、費用は月額6,600円です。内容は月3回の清掃、外観・共用部分の写真撮影が主となっています。撮った写真はオーナー専用アプリに毎月アップされ、過去分もチェックできます。シノケンのサブリースについては以下で詳しくまとめていますので、よければご覧ください。

またその他には、白蟻防虫工事、火災・地震保険、水道修理などが含まれます。白蟻防虫工事については、シノケンの5年保証プランが相場よりやや割安で提供されていたため、それを選択しました。もちろん白蟻工事自体は任意ですが、私はリスク回避と将来的な資産価値の維持・向上を目的として、今後も5年ごとに実施する予定です。
水道修理に関しては、5年目のタイミングで大阪の物件の一室にて水漏れが発生しました。パッキン交換では対応が難しいと判断され、泣く泣く水栓全体の交換となり、費用は約4万円でした。こちらの件については、5年間のトラブルをまとめた記事の中で、別途詳しく触れる予定です。
所得税・住民税については、開始初年度経費による本業との損益通算により、約55万円のプラス(還付)となっています。これは俗にいう不動産の節税効果のことですが、基本的には経費が多くかかる初年度しか効果は発揮されず、個人的には不動産の節税効果はかなり限定的と考えています(法人化する場合は別)。
まとめ
今回は、私が所有するシノケンアパート2棟における、過去5年間のリアルな収支状況についてご紹介しました。
シノケンアパート2棟の5年間の収支(2019~2024)
- 最終手残り額:約390万円(2棟合計)
- オーナーの所感:ほぼ手間なく得られた収益として満足。
物件別の状況
- 大阪物件:手残り約280万円。運用期間が長く、収益も安定。
- 東京物件:2020年12月運用開始、手残り約110万円。今後増えていく見込み。
主な支出項目(ローン返済、自己資金、各種税金を除く)
- アパート経営支援サービス料:月額6,600円(清掃・写真撮影など含む)。
- 白蟻防虫工事:5年保証プランを選択。資産価値維持のため今後も継続予定。
- 火災・地震保険、水道修理:水漏れによる水栓交換に約4万円の支出。
税務面のポイント
- 損益通算による節税効果:経費計上により所得税・住民税で約55万円の還付。
- オーナーの所感:節税効果は初年度限定であり、個人所有では継続的なメリットは少ないと判断。
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